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子どもの予防接種のめやす
予防接種には、定期接種と任意接種がありますが、どちらも大切です。
ここでは、草津市・栗東市での接種のめやすを示しています。
日本脳炎ワクチンについては生後6か月から定期接種として接種できますが、草津市・栗東市では3歳からの接種を標準としています。草津市・栗東市でも、希望される方には生後6か月から接種は可能です。最近は、3歳になるまでに接種をする方が増えています。特に、転居が予定されている場合には接種を済ませておくほうが良いかどうか、接種される医院で相談しましょう。
ヒトパピロマウイルスワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)は、女の子が中学生の間に接種しておいてほしいワクチンです。接種後の有害事象の問題で接種勧奨が見合されていましたが、2022年4月から、積極的な接種勧奨が再開されています。 2023年4月からは、9価ワクチン(シルガード9)が定期接種に加わりました。
5種混合(DPT-iPV-Hib)ワクチンが、2024年4月から、始まりました。生後2か月からの接種です。注射本数を1本減らすことができるようになりました。 これまでに4種混合(DPT-iPV)ワクチンで接種を開始している場合は、これまで通りの接種間隔で、「4種混合ワクチン+ヒブワクチン」の組み合わせで接種完了まで続けます。
インフルエンザワクチンについて、2024年度から、点鼻のインフルエンザワクチンが選択可能になりました。(2023年3月に日本でも認可され、2024年度から使用開始されました。) 接種対象は2歳から18歳です。 注射ではなく、ごく少量のワクチン液を両側の鼻腔に入れるだけなので針の刺される痛みがありません。 既往症によっては接種できないこともあります。
生後2か月になったら始めましょう。(ワクチンは同時接種が可能です。)
定期接種として、
肺炎球菌ワクチン(3回)、
B型肝炎ワクチン(3回)、
ロタウイルスワクチン(2回ないし3回)
5種混合(DPT-iPV-Hib)ワクチン(3回)
生後5~8か月頃に、BCGワクチン(定期接種)
生後6か月からは、
インフルエンザワクチンも任意接種として接種が可能です。
インフルエンザワクチンは毎年接種することができます。
有効性について、よく相談して納得してから、受けるようにしましょう。
日本脳炎ワクチンも定期接種としての接種が可能になります(標準は3歳から)。
1歳になったら、
定期接種として、
肺炎球菌ワクチン(追加)、
麻しん風しん混合(MR)ワクチン(初回)、
水痘ワクチン(初回と追加の2回)、
5種混合(DPT-iPV-Hib)ワクチン(追加)
(*)4種混合(DPT-iPV)ワクチンで接種していた場合は5種混合ワクチンではなく、
ヒブワクチン(追加)
4種混合ワクチン(追加)
任意接種として、おたふくかぜワクチン(1回目)
3歳になったら、
定期接種として、日本脳炎ワクチン(2回)を始めましょう
(日本脳炎ワクチンは生後6か月から接種が可能です。3歳未満での日本脳炎の発症者が出ている地域では生後6か月から接種することがすすめられています。
草津栗東では、今のところ3歳からの開始が標準的ですが、半数の方は3歳未満からの接種をされています。)
4歳になったら、
定期接種として日本脳炎ワクチン(追加接種)
年長さん(小学生になる前年)になったら、
定期接種として、麻しん風しん混合(MR)ワクチンの2期、
任意接種として、おたふくかぜワクチンの2回目
小学4年生になったら、
定期接種として、日本脳炎ワクチンの2期
小学6年生になったら
定期接種として、DTワクチンの2期
中学生になったら
女の子の場合、
定期接種として、ヒトパピロマウイルスワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)があります。
接種後の有害事象の問題がありましたが、接種勧奨が再開されています。
子宮頸がんを考えると中学生の間に接種を済ませることが大切です。(小学6年生~高校1年生が対象期間)
現在、3種類のワクチンが定期接種に採用されています。
2種類のウイルス型が含まれる2価ワクチン(サーバリックス)、4種類のウイルス型が含まれる4価ワクチン(ガーダシル)、9種類のウイルス型が含まれる9価ワクチン(シルガード9)の3種類です。
当院では主にシルガード9を勧めています。
シルガード9は、対象とするウイルス型が増えたので、有効性の向上が期待できます。 海外では他のワクチンとの有害事象に関する有意な差はありません。また、15歳になるまでに接種を開始した場合は2回の接種で完了することができます。