白波瀬小児科

草津市野村の小児科 白波瀬小児科

〒525-0027 滋賀県草津市野村8丁目9-37
TEL 077-561-0880

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診察室便り

2020/8/5
 昨日から、「うがい」が話題になっています。 ヨードを含むうがい薬でのうがいで、唾液中のコロナウイルスが減少するという話題です。 発表されてから2時間後には、薬局などでうがい薬が売り切れてしまったという報道もありました。 インターネットでの情報拡散の速さには、とても驚かされます。 発信元が大阪府知事なので情報の信頼性が高まり、 うがい薬が以前から市販されているものということもあって、 誰もが期待をするのは当然のことです。
 
 日本では従来から、「うがい」「手洗い」「マスク」が風邪の予防に大切と言われてきました。 しかし近年、 「うがい」と「マスク」については予防の効果がないという話がしばしば語られるようになっていました。 今回の新型コロナウイルス感染症の流行で「マスク」の有用性が見直されています。 有効であるという明確なデータだけが大事なように語られる時代にあって、日本で感覚的に大事と信じられてきたことが見直されたということは、注目すべきことと思います。 「うがい」についても、見直されることを期待しています。 

 「うがい」をすることが健康保持や健康意識の向上に大切です。 ヨードを含むうがい薬でないといけないのかどうかは、今後さらに検討されることになるでしょう。 ヨードを含むうがい薬が手に入らないからと言って、 あわてることはないです。 水や緑茶や塩水ででも、うがいをするとこと自体が大切ではないかと考えています。
 日常の「うがい」「手洗い」「マスク」が健康に大切、という昔からの知恵が今も生きつづけています。

2020/7/13
 新型コロナウイルス感染症については、まだまだ病態がはっきりしていません。 現在までのデータをもとに、いろいろな領域でそれぞれの専門家からのさまざまな予測が出ています。 しかし、この感染症の流行が報告されてからまだ1年も経過していません。 確認されたデータや知見と、予測のデータや意見を、慎重に見極めていく必要がありますが、とても難しいことです。 感染症としてだけのことではなく、生活についてのことも考えあわせるとなおさら難しくなります。
 予測の意見や指針については、日常での実感と一致しないと思うこともたくさんあります。 しかし、未知のものに対する対策ですので、正解が出せていなくて当然ともいえます。 検証をすることは重要ですが、いちいち批判をくりかえすのではなく、個人と集団の両方を考えて、前向きに知恵を出し合う方向に協力することが大切と感じます。 有効で安全な治療薬やワクチンが待ち遠しいです。

 季節に応じて、夏かぜや胃腸風邪を見受けます。 溶連菌は季節を問わず活動しています。 熱と発疹の症状が増えているような印象もあります。
 感染症については、原因ウイルスや原因菌にかかわらず、日常の体調管理、十分な睡眠、マスク、うがい、手洗い、身の回りの清潔、食品の適切な扱いなど、いつも通りにいつも通りの対策を続けることが有効です。 ついうっかりしがちですが、時々は自分の行動を見直したいと思っています。


2020/6/24
 コロナウイル感染症に対しての生活の制限が緩められましたが、まだまだ油断だけはしないようにしたのですが、、、。 最近、 マスクをつけてない人がすこし増えてきたのは気のせいでしょうか。 日本での新型コロナウイルス感染症が爆発していないことに関しては、‘日本の奇跡’のように言われていることもあります。 その理由はまだはっきりしていませんが、 マスクをする習慣を理由に挙げる意見もあります。 東京をはじめ、一部地域では局所的な感染拡大が起こっています。 従来のコロナウイルスは、冬に増える傾向があるものの、1年を通して、風邪の原因ウイルスとなってきました。 新型コロナウイルスも夏だからと言って勢いを衰えさせるとは限りません。 いつも通りの、自分も周りの人もみんなを守るための、注意を続けていきたいと思います。

 学校・幼稚園・保育園・こども園が始まったことで、咳や鼻水の症状のこどもが増えつつあるように感じます。 集団生活の始まりに対しての疲れや、熱中症のような症状も見受け始めました。 水分摂取や睡眠をしっかりとって、体調維持に努めたいです。
 
2020/5/21
 最近で気になることは、情報の氾濫です。 問題は、どれが正しくて、どれが間違っているのかがわからないことです。 飛びつきたくなるような言葉や内容ほど、また他者を否定するような内容ほど、正しいふりをしているように感じられるのは気のせいでしょうか。 情報の発信元が、発信元に都合の良いことだけを発表したとしたら、それ自身が間違っていなくても、聞き手にとっては偏った情報になってしまいます。 正しい情報を、都合の良し悪しにかかわらず、包み隠さずにすべてを発信してほしいと願っています。
 新型コロナウイルス感染症についても、いろいろな情報が飛びかっています。 ウイルスそのものに対する情報はもちろん、消毒液などの感染予防のための環境対策についてもいろいろな情報があります。 
 マスクに対する情報もいろいろです。 感染予防に効果がないということがよく言われますが、周りの人へ細菌やウイルスをうつさないという点においては効果のある可能性があります。 たとえ効果についてのデータがなくても、ウイルスが口から放出されるのを少しでも減らしてくれることが期待されます。 感染症については、うつされたくないことに目が行きがちですが、周りの人にうつさない意識を高めれば、結果としてうつされないことにつながります。
 感染症の怖いところは、私たちに忍び寄ってくるところです。 ウイルスに感染していても、症状の出ない人が一定数あります。 東京地域でのデータでは0.4~0.6%、大阪地域でのデータでは約3%の人が、すでに新型コロナウイルスの抗体価が上昇していると報告されています。 知らず知らずのうちにウイルスが入り、症状なしにウイルスが静まった方たちの割合です。 自分でもわからない間にウイルスに入り込まれていて、知らず知らずのうちに感染を広めてしまう可能性があるといえます。 たとえ今が元気でも、周りの人にウイルスを広めないようにする気持ちを持ち続けたいと思います。

2020/5/20
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が疑われた場合の外来・検査センターが草津総合病院にも設置されました。 受診するためには、診療所からの紹介が必要です。 診療所での診察で、PCR検査や肺炎の確認のためのCT検査が必要と判断された場合にのみ、外来・検査センターに紹介することになります。
 COVID-19にかかっていないことを証明してほしいので検査を受けたい、という希望を聞くことがあります。 PCR検査もウイルス抗原検出検査も、陰性であっても感染していないことの証拠にはなりません。 感染していないことを証明することはできないと、理解してほしいです。 このため、かかっていないことを知りたいので、という理由での外来・検査センターへの紹介はできないことになっています。

2020/05/06
 緊急事態宣言が延長されましたが、地域により、自粛制限の範囲が緩められることになりました。
 滋賀県では新型コロナウイルス感染症の発症者は、ゼロの維持はできていないものの、感染経路の不明の患者さんは少なく、医療崩壊には何とか至らないで済んでいます。 回復傾向にある感染者の受け入れ施設も決まり、ようやくですが、PCR検査センターを設置する動きになりました。
 ゴールデンウィーク中も、みなさんの自粛の努力が見られていました。 経済活動からは、苦しい状態を強いられている業種の方々がいらっしゃり、感染拡大を防ぐために我慢を重ねられています。 この正確な性質のまだはっきりしないウイルスによる危機を、みんなで乗り越えようとしています。 一方で悲しいことに、感染した方に心無い言葉や態度で接する人の話題をききます。 だれもがこのウイルスに感染してしまう可能性を秘めています。 お互いに思いやる気持ちをもてるとよいのに、と思わずにはおれません。
 PCR検査やウイルス抗体の検査が受けることができるようになれば、自分の状態が分かり、行動をどうすればよいかの参考になります。 しかし、検査の正確性と検査結果をどう解釈するかについて十分に知っておく必要があります。 PCR検査が陰性であった場合でも、ウイルスにかかっていない証明にはなりません。 検査手技がよくなかったり、ウイルス量が少なかったり、いろんなことで、本当は感染しているのに、見かけ陰性になっているだけのことがあります。 また、陰性が事実だとしたら、これから感染してしまう可能性を残しているということにもなります。
 検査結果を参考にして行動することは良いことなのですが、油断につながらないようには十分に注意したいものです。

2020/04/19
 緊急事態宣言が出され、5月6日まで、休校が延長されました。 保育所でも、家庭保育できる園児については登園自粛をお願いしている事態です。 子どもたちとご家族の全員の体調が良好なときには、登園や近くへの外出は可能かもしれません。 しかし、朝にいつもと異なる様子を感じたときには、熱のあるなしにかかわらずお休みすることを考えてほしと思います。 感染症は、うつされることがまず気になりますが、知らず知らずにうつす側になる可能性もあります。 感染症を考えるときには、うつされることもうつすことも、両方を防ぐことが大切です。
 コロナウイルスの流行で外出自粛がすすみ、他の感染症(風邪)の流行もおさえられているようにかんじていま。 しかし、他の風邪が消えているわけではありません。 こちらも忘れないようにする必要があります。
 
 コロナウイルに対する検査については、地域によっては検査センターが設けられ、保健所や相談センターを介さずに、かかりつけ医への相談で検査を受けられるようになり始めました。 残念ながら、滋賀県では今のところそのような態勢・システムが構築されていません。 気になる症状があるときには、保健所や相談センターに相談の上、受診先を決めて、診察結果によりPCR検査を受けることになります。 熱が続き、かつ、呼吸器症状が非常に悪化した場合に限り検査にいたることが現状です。 検査体制(検査機器や検査試薬、検査にたずさわる人員の確保)の充実や、新しい検査法が開発導入されたときには、検査対象や検査機会をふやせることになると思います。 早くそうなることを望んでいます。

2020/04/01
 新型コロナウイルスの拡大傾向が続いています。 滋賀県はまだ少ないほう、と油断せず、緊張感を持ち続けてほしいと思います。 ただ、幼い子どもたちにとっては、十分に理解できないこともいっぱいです。 家に閉じこもっていると、ストレスが高まったり、睡眠のリズムが狂ったり、落ち着きがなくなったり。 体調の良いときは、じょうずに外にでて遊ぶこともよいでしょう。 しかし、決して多人数での集まりが勧められないことを忘れないでください。 それぞれの事情があるとは思いますが、体調に変化を感じたときは、保育園やこども園などもお休みするようにしてください。 
 コロナウイルス感染が疑われるときは指定医療機関以外での診察ができません。 このため、もしコロナウイルスが心配な時にはまず保健所や相談センターに連絡して、指定医療機関に行く状態か、一般の診療所での受診でよいかを相談してください。 一般の診療所に行くことを指示されたときも、診療所の受付では、保健所や相談センターに相談したことを必ずお話しください。 よろしくお願いします。

 インフルエンザはかなり減りましたが、溶連菌感染症やアデノウイルス感染症や胃腸風邪を見受けます。 溶連菌感染症については抗菌薬による治療が必要ですが、多くの風邪は自宅安静で落ち着いていくことが多いです。 体調不良の始まりの時はまず自宅で様子を見ていてよいのですが、熱の持続や下がっていた熱がまた上がったりするとき、呼吸がおかしいとき、表情がわるいとき、水分が取れないとき、不安が大きいとき、そういったときは診療所受診を考えてください。

2020/03/08
 ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチンの生産が再開され、接種が可能になりました。 しばらくは入荷数が少なめのため、接種日が希望通りにならないかもしれませんが、ご相談ください。

 新型コロナウイルスへの心配が続いています。
 37.5度以上の熱が4日以上続くとき、などの目安が知られています。 しかし、発熱のはっきりしないウイルス保持者があることや、数回の検査をしても陰性が続いたウイルス陽性者の報告などがあり、症状に個人差の大きいことが特徴になっています。 
 ウイルス検査が医師の判断だけで(保健所の指示なしで)可能になったという報道がありますが、 今のところまだ、一般の診療所では実施できません。 やはり、指定された医療機関の医師が必要と判断したときに検査が可能になります。
 心配な状況のある場合は、保健所や相談センターに連絡し、指定の医療機関での受診を勧められ、その指定の医療機関に受診した時に検査を受けることができます。

 新型コロナウイルスへの心配のあまり、普段の冬の風邪(咳の風邪や下痢嘔吐の風邪)だけでなく、インフルエンザもなおざりにされているときがあります。 どの風邪であっても、流行したり、重症化する可能性を秘めています。 
 体調や経過が気になったときには、症状がはっきりしなくても、まず集団に入ることをを控え、休養や睡眠をとり、消化の良い食べ物や水分を取るようにしましょう。

2020/02/27
 ヒブワクチンの生産・出荷の再開についての通知がありました。
 3月の2週目からは少量ずつですが、各医療機関に順番に出荷されそうです。
 3月の3週目からは、接種の再開ができそうです。 実際にワクチンが入荷するまでは、接種日の約束はできないとおもいますが、接種予定の医療機関に問い合わせてみましょう。

2020/02/26
 ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチンについては入荷が止まり、接種再開の見通しが立っていません。ヒブワクチン以外には現在のところ問題はありませんので、他のワクチンについては延期することなく、接種をすすめてください。

 新型コロナウイルスの情報が毎日更新されています。 滋賀県での発症者の報告は今のところありませんが、対岸の火事のように思わず、しかし落ち着いて対応されるようお願いいたします。
 手洗いとマスク(咳エチケット)に心がけ、閉鎖された場所(空気の入れ替えが困難な場所)での多人数での長時間の集まりには気を付けることが必要になります。
 新型コロナウイルス感染症は2類感染症に指定されており慎重に対応することが必要です。 一般の診療所では診察ができません。 新型コロナウイルス感染症が心配になった症状の時は、まず保健所か相談所に電話し、指示を受けるようにしてください。

2020/02/12
 インフルエンザや新型コロナウイルスのニュースが毎日伝わり、マスクやアルコール消毒液の不足が深刻です。 診療所や病院への入荷も予定が立っていないのが実際です。

 感染拡大を心配しながら、実際には予防対策が十分に取れれていないように感じることがあります。 インフルエンザや新型コロナウイルスだけが、問題となる感染症ではありません。 通常の風邪でも、油断すると気管支炎や肺炎に進行します。 喘息や中耳炎や副鼻腔炎などの症状が併発することもあります。 胃腸風邪でも、脱水や低血糖で症状の悪化することがあります。
 体調がいつもと違うように感じるときは、熱がなくても休養することを考えてほしいと思います。 心配な様子が改善しないときや症状が進行・悪化する時には、医療機関への受診も考えてください。

2020/01/29
 ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチンの入荷がストップしました。
 ワクチンに附属している注射器に不都合が判明し、改善されるまで生産が中止されたためです。
 当院での接種分の注射器については、不都合はありませんでした。
 ワクチン成分自体には問題はないので、効果的にも心配はありません。
 新しい出荷については2月末にわかることになっていますが、実際に入荷する予定はわかっていません。 
 しばらくの間、ヒブワクチンについては、新規接種の1回目の赤ちゃんを優先し、2回目以降については待っていただくことになります。
 製造会社からの連絡通りですと、1,2か月後には入荷が可能になりますので、接種間隔が予定より延長しても、接種回数をしっかり守れれば、ワクチン効果の心配はないと考えられています。

 肺炎球菌(プレベナー)、B型肝炎、ロタウイルス、DPT-iPV(4混)などのワクチンについては、順調に供給されています。
 これらのワクチンについては、どうぞ予定通りに接種をすすめてください。



2020/01/26
 ほぼ毎年、2月がインフルエンザの流行のピークになります。 実際、ここ1,2週の間に、インフルエンザ迅速検査をした時の、陽性の出る率が高まっています。 マスク、手洗い、うがい、十分な睡眠、消化が良くバランスの良い食事が大切になります。 体調が気になるときは、まず休養を取ることが大切です。
 「なんかいつもと違う感じがするけれど、咳はまだひどくないし、熱は出ていないし、朝のご飯も食べたし、今日は行事もあるし、」などで、登校登園したら、「午前中のうちに熱が出てきて早退することになった。」ということをしばしば見受けます。 
 インフルエンザは風邪の一つですが、症状が強く、感染を広げる力も強く、時に重い合併症も起こします。 インフルエンザをうつされることも、うつすことも、できるだけ避けたいものです。
 
 また、ここ1,2週は、B型のインフルエンザも増えてきています。 今シーズンはインフルエンザの流行が早めに始まりましたが、これまではA型がほとんどでした。 型違い(遺伝子タイプの異なる)のインフルエンザには、またかかってしまいます。 12月中にインフルエンザにかかっているから、と安心することなく、気をつけてください。


2019/12/28
 この一週間、インフルエンザのこどもたちが少しずつ増える印象でした。 草津市内でも地域性はあり、小学生を中心に学級閉鎖が相次いだ地域と、比較的穏やかな地域があります。 冬休みに入り、小学校での流行は一息つくかと思いますが、学童保育や保育園やこども園の長時部では昨日まで集団生活が続いていたところもあり、年末年始にインフルエンザが発症する場合も考えられます。 つい夜更かししやすい時期ですが、睡眠時間をしっかりとりましょう。
 熱の出始めたときはまず、こまめな水分補給と栄養摂取と休養を心がけましょう。熱の続くときや熱以外の症状(頭痛、咳、鼻水などが多いですが、腹痛、嘔吐が主の場合もあります。)も加わってくるときは、受診を考えましょう。 インフルエンザの検査については、明らかな発熱(通常は38.0度以上)が出始めてから48時間以内にかぎり保険診療での検査実施ができます。 受診が早すぎると、検査で陽性が出にくいことが知られています。 検査をするかどうかについては、診察された先生とよく話し合ってください。 抗インフルエンザ薬も、発熱から48時間以内に投与開始する必要があります。 抗インフルエンザ薬を使うかどうかについても、診察された先生の意見を参考にしてください。

 アデノウイルス感染症と溶連菌感染症をインフルエンザの同じくらいか多いくらいの頻度でに見かけています。 アデノウイルス感染症については特効薬がないので、インフルエンザ以上に高熱が続くこともあります。 マスクやうがいなどによる、日常の予防を続けましょう。


2019/12/21
 12月21日(土)に退院できました。23日(月)から診療を再開します。
 18日(水)に手術を受け、20日(金)の午前中に退院して、その午後から診療に復帰しようと考えていましたが、無理な計画でした。 ワクチンの予約をしていただいていた皆さんや受診を考えてくださっていた皆様には、大変申し訳ありませんでした。 
 10月にテニスの試合に参加したあと、腰痛がありました。その時は、私にとってはよくあったことなので1,2週のうちには改善すると考えていました。 しかしいっこうに良くならず、腹痛や背部痛も加わり、横になって眠れない状態になりました。 11月20日に整形外科に受診し、その時に、腰椎だけの問題ではないことが分かりました。 12月5日に病院受診し、慢性の虫垂炎が分かり、18日に手術となりました。 手術の予定日までに虫垂が破れて緊急の状態になるという事態にいたらなかったことは幸いでした。 手術自体は虫垂切除術(いわゆる盲腸の手術)と同じで、短時間で終わるものでした。 全身麻酔、術後の安静、動きの再開を経験しました。 今回で一番悩んだのは、術後の24時間のベッド上での安静の維持でした。 虫垂切除術での経過でも結構つらいものだったので、大きな手術を受けられた方ではどれほどになるのか、きっと相当につらいことなんだろうと考えていました。 
 症状や経過がいつもと異なるときは、早めに受診するほうが良い。 家族や周囲の人が心配する時は、素直に意見を聞く。 仕事や予定が詰まっていても、何とか時間を作らなければいけない。 焦る気持ちはあっても、十分な治療計画や日数をを確保する。 これらに素直なほうが、日常への復帰を速め、周囲への負担も減らせる。 これらのことを再認識させられました。
 わかっていても実行できなければ、わかっていないのと同じと、反省している1週間でした。


2019/12/7
 インフルエンザは小学生を中心に流行が広がってきている様子があります。 休みの日には、家族でのイベントごとなどを企画されているかもしれませんが、休養をしっかりとることも大切です。 睡眠とバランスの良い食事をしっかりとることが、体力や免疫力の維持に必要です。 また、多くの風邪は飛沫感染や接触感染で広がります。 咳エチケットは家の中でも大切な習慣です。 家族に熱や咳が出ているときは、症状のない家族もマスクを使いましょう。 マスクをすることは、慣れないとなかなか面倒くさいことです。 しかし、感染の広がりを防ぐためには大事なことですので、是非、家族みんなで練習してほしいと思います。

 私事ですが、腰痛と下腹部痛が続いていたため、12月5日(木)の午前診療を休診して病院受診をしてきました。 CT検査などを受け、慢性の虫垂炎の診断を受けました。 緊急入院の必要はなかったのが幸いですが、12月17日(火)から19日(木)まで、入院して治療を受けることになりました。
 インフルエンザや感染性腸炎や細気管支炎など、冬の風邪が増えてきているときに、休診することには悩みましたが、気になることにはしっかり対処してから、診療をつづけたいと考えました。 3日間の臨時の休診となりますが、よろしくお願いいたします。


2019/11/27
 先週から、インフルエンザや発熱や咳症状などで、学校や園を欠席する子どもたちが増えています。 地域的にも広がりをみせています。 インフルエンザについては、家族内で特によく広がるように感じます。 登校登園してから、発熱や体調不良がはっきりしてくることもよくあるので、朝の子どもたち様子をよく見るようにしてください。 気になることがあるときは、むりをしないようにしたり、学校や園からの連絡がつきやすいようにしましょう。
 インフルエンザと同時に、溶連菌感染症もしばしば見受けます。 最近の溶連菌は細かい赤い皮疹が体幹や四肢に出て、かゆみを伴うことも多い印象があります。 年齢に関係なく、また何度も感染するので、気をつける必要があります。 
 少し暖かい日と寒さの強まる日が交互に現れる季節です。 子どもたちの体調が崩れやすい季節でもあります。 手洗い・うがいはいつも通りに続け、子どもたちの表情や様子にも気を配ってもらえることを願います。


2019/11/10
 毎年のことですが、インフルエンザの季節になると、「発熱=インフルエンザ」と心配されるかたを少なからず見受けます。 インフルエンザは高熱が続くだけでなく、体力をかなり疲弊させ、中耳炎や肺炎を起こし、家族や周囲への感染拡大も心配です。 時には、けいれんや脳炎などの重症に至ることもあります。
 鼻腔や咽頭の粘膜をこすって、 インフルエンザウイルスの迅速検査ができ、 症状の軽減をはかることのできる内服薬、吸入薬、点滴薬などもあるので、 検査を希望されるかたがたくさんあります。 迅速検査については、 年々改良され、 実施タイミングや検出率の改善されてきました。 しかし、 検査の陰性がインフルエンザにかかっていない根拠にならないことには、以前から変わりありません。 また、インフルエンザの場合でもすべてに、抗インフルエンザ薬を使う必要があるわけでもありません。
 発熱した場合は、 インフルエンザであろうとなかろうと、 まず休養し、 感染を広げないためにも、 タオルや食器の共有をしないようにし、 さみしくても家族(特に赤ちゃんや高齢者)との接触もできるだけ控てほしいと思います。
 インフルエンザだけが怖い感染症ではありません。 発熱の場合には、 症状経過をしっかりみて、 症状によっては、 かかりつけ医に受診し、 なんらかの検査をするかどうかも含めて、 どのように対処すべきかを相談しましょう。 「インフルエンザの検査が陰性=安心」ではなく、 原因に関係なく慎重に経過を見ることが大切と考えていただけたらと、 願っています。


2019/11/5
 インフルエンザは早くから流行の兆しがありましたが、地域には差があるものの、すぐには大流行にはならずにくすぶっているような様子がありました。 しかし、夜の気温が冷え込むようになりだした先週からは、学級閉鎖の報告が増えはじめた印象もあります。
 インフルエンザワクチンは今年は不足することはないという予想ですが、各医療機関ごとに入手できる数が決められていたり、その日の接種できる人数に限りがあったりして、 希望通りの医療機関や日程で接種できないこともあります。  それぞれの医療機関で早めに相談するようにしてください。
 
 夏から秋にかけては、肺炎に至る咳のひどくなる風邪を見受けました。 乳幼児ではゼーゼーした呼吸になる風邪も流行っています。 保育園やこども園の秋の内科健診では、鼻水や呼吸のしんどそうな こどもたちを少なからず見受けました。 登園させたい事情もよくわかるのですが、無理はされないように願っています。 38度以上の高熱の出た翌日は、朝に熱が下がっているように見えても午後からまた上がりだすことがしばしばです。 熱が数日以上続いたときには、解熱後の休養も取っていただけるとよいのですが、、、。 事情も様々で、悩ましいときがあります。


2019/8/28
 線状降水帯のために各地で大変な状況が生じています。 湖南地域では大きな災害が比較的少ないものの、いつ何が起こるか分からず、いろいろな対策や心の準備が必要です。
 防災グッズの準備だけでなく、避難場所避難経路を確認しておくことが大切です。 想定外のことが起こるのが、災害の常です。 車がつかえないこともしばしばです。 時々はご家族で、避難経路を実際に歩いておくことが勧められます。 また、お互いに連絡を取りあえない事態も考えられます。 そうした時の、家族内での事前の約束事を決めておくことも大切とされています。

 最高気温は少し下がり、エアコンなしで過ごせる夜もあります。 体が気候変動に慣れていないと、風邪をひきやすくなります。 服装や寝具や室温など、気候に合わせて対応したいのですが、なかなか難しいことです。

 手足口病のタイプ違いを見受けます。 手足口病の原因ウイルスは何種類もあるため、何回もかかってしまいます。 今年だけで、2,3回かかることもあります。 お盆の前までは皮疹の激しいタイプをよく見ましたが、ここ数日は数年前までよく流行っていた、手足の水泡と舌に口内炎のできている子どもをみました。 引き続き、共有物は減らしたり、良くふき取るようにし、手洗いもしっかりするようにしましょう。


2019/8/5
 手足口病の発症数は峠を越えてきましたが、まだまだ発症警報の出るレベルが続いています。
 ヘルパンギーナ、アデノウイルス感染症(プール熱や結膜炎)、リンゴ病なども流行中です。
 
 熱が続き、肺炎にいたる子どもが増えている印象があります。午前中は37.0度前後に下がるものの、午後から夜に38度以上になる日が繰り返されます。呼吸音が悪くないのに、胸部レントゲン検査で肺炎が確認されることもあります。

 保育園、こども園、学童保育に早く行けるようになってほしいとは思いますが、十分に回復してから登園登校するようにしてください。朝に熱がなければ登校登園してよいときもありますが、発熱が数日でも続いた後は、せめて1日、熱が上がらない日をみてからにすることを勧めます。(はしか、インフルエンザ、アデノウイルスなど、解熱後の自宅安静の日数が決まっているものもあります。)

 手足口病やヘルパンギーナのように、ウイルスの排出期間が3~4週間もあり、感染力がなくなるまで休むことが現実的には困難な感染症もあります。しかし、発病した子ども自身の重症化や長期化を防ぐとともに、周囲の子どもたちへの感染拡大を防ぐために、しっかり休養期間を取ってください。


2019/7/15
 大阪での小児科関連の研修会に参加してきました。 ことばの成長に関する演題もありました。 
 最近、「こどものことばが遅いのでは?」と心配されるご家族の相談を受けることがあります。 4か月健診や10か月健診では、聴こえの確認が主目的になりますが、1歳半健診と2歳半健診では、ことばがどの程度に出ているかの確認も大切になります。
 ことばの成長には、いろいろな要素が絡みます。 研修会では、言語聴覚士の先生が講演されていました。

 ことばを話せるようになるためには、まず、ことばをいろいろ聞いて、いろいろな言葉があり、その言葉には意味のあることを知ることが大前提となります。 そのあとに、話したいという気持ちが高まることで、ことばが出始めます。 気持ちが高まるのは、ゆっくりした子供では3歳ころになることもあるようです。 したがって、言葉の理解が十分にできている子供の場合には、気持ちの高まりが訪れれば、自ずとことばが出始めるので、その時を待つことになります。 

 ただ、ことばがゆっくりになる要因にはいろいろあり、どんなタイプかを知ったうえで、タイプに合わせて経過を見る必要があります。 はやめに子供とのかかわり方を知り、時には大人と子供が一緒にトレーニングをするほうが良いこともあります。 気になることがあれば、かかりつけの先生や市役所の子育てに関する部署で相談されることをお勧めします。


2019/7/13
 湖南地域全体で、手足口病、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑(リンゴ病)、咽頭結膜熱(プール熱)が流行しています。 保育園、こども園、幼稚園ごとに傾向が異なるものの、いつ症状が出てもおかしくない状態です。

 今流行中の手足口病では、皮疹の出方がとても多彩です。 手足口病の原因となるウイルスには10数種類以上のウイルス型があることが知られており、今年も複数のウイルス型が流行していると考えられます。 皮疹がたくさん出るタイプでは、口の周りや四肢の全体に皮疹が広がります。時には体幹にも皮疹が出てきます。 水痘(みずぼうそう)、単純ヘルペス感染症、伝染性膿痂疹(とびひ)と似た症状の場合があります。 以前に、IgA血管炎(アレルギー性紫斑病)のこどもが、初めは手足口病と思われていたことがありました。 
 皮疹を伴う疾患においては、初期には診断が難しく、経過を見てようやく診断がつくこともしばしばです。 ときには皮膚科への受診が必要になることもあります。 かかりつけの先生と、十分に相談をするようにしてください。


2019/6/1
 水痘(みずぼうそう)が散見されています。
 現在、水痘ワクチンは定期接種として、1歳(3歳未満)で、3か月以上(標準は6か月)の間隔で2回の接種が行われています。2回接種しても、完全には水痘の発症を防ぐことはできませんが、発症したとしても大概は症状が軽くなります。症状が軽くなるのはワクチン効果です。ただ、少し問題も生じます。症状が軽くなるために、診断が困難になる時があります。

 水痘は、発赤、水泡、びらん(水泡の破れた状態)、痂疲の混在した症状から診断がつくことがほとんどですが、典型的な皮膚症状ができていないと、診断が難しくなります。診察した医師ごとに、異なる診断になることもあります。水痘と診断されていたが、虫さされからのアレルギー反応の皮疹であったり、水泡形成がブドウ球菌や溶連菌の皮膚感染症だった例もあります。
 しっかりと経過を見ましょう。医師から聞いた経過と異なるように感じたときは、もう一度、受診するようにしましょう。変化を診てもらうことが大切です。

 最近、水痘の水泡から迅速検査で水痘ウイルスを検出する迅速検査ができましたが、症状が軽くて水泡形成が乏しいと、ウイルスの検出が難しくなるのではないかと気になります。当院では、今のところこの迅速検査は採用していません。検査の有効性の情報が得られたら、採用を検討したいと思っています。


2019/5/31
 インフルエンザはあまり見受けなくなりましたが、2009年の新型インフルエンザの流行以来、夏でもまさかの発症があるので、忘れることはできません。ほかにも、ロタウイルス、RSウイルス、水痘、おたふくかぜなど、季節に関係なく発症が見られます。

 最近の滋賀県での感染症の集計からは、溶連菌感染症の増加が報告されています。感染性胃腸炎も、地域により増えています。夏かぜ(手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱など)も増える兆しです。

 感染性胃腸炎では、ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスが迅速検査で確認できます。当院でも、いずれのウイルスとも確認されています。症状は同じように見えても、どの迅速検査にも反応しない例もあります。下痢症状で診療所を受診するときには、下痢便を採取し(おむつのときはそのままで)、それを持参していただけると、とても参考になります。
 もし、血の混じる便が出たときには、細菌性の胃腸炎のこともあります。やはり、便を検査に出すことが重要になります。(感染症以外では腸重積やメッケル憩室などにも注意が必要になります。)


2019/4/24
 インフルエンザの地域的流行があります。A型もB型も報告されています。いったん収束しかかっていたので、「まさか」と思われるかもしれませんが、症状や経過によっては迅速検査をすすめられることもあります。
 胃腸風邪もしばしばみられます。迅速検査ではロタウイルスやアデノウイルスが陽性になることがあります。ロタウイルスは、過去には冬季白色便下痢症と呼ばれていたこともありましたが、最近は春先の流行も知られています。ロタウイルスにはワクチン(生後2ヵ月ごろから2回ないし3回の経口)がありますが、発症予防というより、重症化の予防が主な目的です。実際、ワクチンを終えている乳児幼児でも、迅速検査で陽性の出ることがあります。嘔吐が半日以上続くとき、顔色や表情の悪いとき、水分を飲めないときなどは、受診をしましょう。

2019/3/27
 ぜーぜーした呼吸をする風邪が流行っているように見受けます。
 同じ症状で、12月から1月にはRSウイルス(RS)、1月から2月にはヒトメタニューモウイルス(hMP)が見られていました。 この二つのウイルスについては、インフルエンザと同じような迅速検査があります。 (RSとhMPについては、保険診療での年齢制限や条件ががあるので、残念ながら全例には迅速検査をすることができません。)
 しかし、最近のぜーぜした呼吸の風邪の場合、RSでもhMPでもないウイルスか細菌が原因になっているようです。 午前中は熱が低めでも午後からは高い熱になるということが4,5日以上続くこともあり、採血やレントゲン検査が必要になることもあります。 咳が何日も続くときや熱が上下しながら続くときには、受診することをお勧めします。

 花粉や黄砂が原因と思われるアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎も見受けます。 鼻の症状が強いと睡眠不足になることがあります。 目を強くこすると、角膜に傷がついてしまいます。 気になる症状のある時は、耳鼻科、眼科、小児科などで相談してください。

2019/3/7
 インフルエンザの全体の数は減少していますが、インフルエンザB型が散発している情報があります。 インフルエンザ以外のの高熱の風邪、下痢嘔吐の風邪、長引く咳の風邪などいろいろで、クラスの欠席者の増えている学校も、少数ですがあります。 こどもたちの体調に変化を感じたときは、できれば、まず休養を取らせてあげてほしい、と願っています。

 ところで、夏の来る前に、日本脳炎ワクチンを受けましょうと、よく言われます。
 日本脳炎は、蚊が運んでくるウイルス感染症です。 日本脳炎を発症した患者数は、2000年以降では年間で10人前後で、九州からの報告が多いのですが、北海道・東北地方を除いた広い地域から報告されています。 年齢では、15歳以上が多いのですが、14歳以下での報告もあります。
 日本脳炎ワクチンは定期接種で、今のところは3歳からの接種が目安となっていますが、生後6か月からは定期接種として、ワクチンを受けることができます。 ワクチンの接種量は、3歳未満は0.25ml/回で、3歳以上は0.5ml/回です。 接種回数は、7歳6か月までに3回、9歳から13歳になるまでの間に4回目をするというのは、どの年齢から始めても同じです。 ワクチンに関する疑問は、かかりつけの先生としっかり相談するようにしましょう。